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2008年9月18日 (木)

残念なこと

今年になってから、距離的なモノやそこで会うことの出来る生き物のこと含めて・・・釧路市動物園へ伺う回数が格段に増えた。
展示についての様々な試みや、動物園そのものの雰囲気など、とてもとても良いところだと思うのですが・・・・、たった一つだけ・・・個人的に・・・いただけない場所がある。
Brown_bear06

エゾヒグマ舎である。

エゾヒグマは、決して集団で生活する生き物ではないのだね。
繁殖期のみ、ペアまたは親子で行動する。
ここで飼育されている個体は、某所で子熊の頃から集団で生活してきたものたちだ。

ヒグマを集団で見せているコト自体凄まじく違和感なのに、さらにココでは「おやつ」を与えることが出来る。
もちろん、「おやつ」は、動物園で指定されたものを(クマ用ペレット?)購入して与えるわけだが、ご覧の通り・・・・、観察窓に人の姿が写ると「おやつ」目当てにヒグマたちが寄ってくる。
目の前で見るヒグマの姿は、たしかに迫力満点で、その点は十分評価に値するのだが・・・、いかんせん・・・・。
Brown_bear07

ヒグマは十分な学習能力を持っている。

こうやって、おねだりの仕草をすることで、人間が「おやつ」をくれることを知っているのだ。

それを・・・・可愛いと評する人たちが、実際にいる。

そうして、一部の勘違いさんたちが、野生のヒグマにも「可愛い」を求めてしまうのだ。

もちろん、動物園では野生、飼育を問わず、生き物に餌を与えることを推奨しているわけではない。
目の前でヒグマの様子を観察して貰うための手段として行っている訳だが、得てして解説板というものは・・・・読まれないのだ・・・・。

結局、ヒグマというのがどんな生き物なのかは理解されずに終わるのである。

そうして、今日、あってはならない事故のニュースが入ってきた・・・・。
起こらずに済むはずの事故だった。
本当に残念な事故である。

以下、いささか問題があるかも知れないので、ワンクッション置きます。

 

 

 

 

ヒグマのことを知っている人ならば、

冬を前にしたこの時期、
ヒグマの出没情報があふれている中、
サケが遡上してくる河川の周囲に、
夜の夜中に近づく。

なんてことは、絶対やらない。

ヒグマは、
冬越しのための脂肪を蓄えるため、遡上してくる鮭を狙って川岸に降りてくる。
夕方から早朝までが、彼らの活動時間である。

亡くなられた方、そのご遺族にはお気の毒ではあるが、今回の事故は、人間の行動の方に問題があるだろう。

ましてや、サケ釣りが禁止されているエリアで、夜の11時近くに、何をやっていたのか。
・・・そもそも、人としてのルールを守ってさえいれば、この事故は起こっていないのだ。

ヒグマと、共存共生しようと、様々な研究や試みがなされている中で、このような形で犠牲になる人が出ることは、本当に残念でならない。
・・・・どうして・・・・、クマが出ると言うことを考慮してくれなかったのかなぁ・・・・

これで、問題のヒグマが捕殺されでもすれば・・・・、ヒグマの方が被害者という気がしてならないのである。
彼らは、冬を生き延びるために、必死なだけなのだから・・・・。

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