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2009年1月26日 (月)

残念ながら

ご期待には添えない運びになったようです>男鹿&天王寺

Polabears44釧路市動物園では、先ずクルミちゃんの繁殖を優先。
円山から、デナリ(ツヨシちゃんの父ちゃん)を借り受けるとのこと。ツヨシちゃんについては、もう少し時間を掛けると言うことです。

仲良しのツヨシ(上)とクルミ(下)。
クルミちゃんは、母親のコロさんが年配になってからの子どもなので、思いっきりじゃれて遊んで貰うことが出来なかったとも聞きます。
 
Polabears45釧路市動物園側でも、おとなしい個体と思われていたのが・・・・ツヨシちゃんと仲良くなってからは、全力で遊びまくっています。
ツヨシちゃんはは、まだまだクルミちゃんに適わないのに、ちょっかい掛けに行きます。

クルミちゃんが大好き・・・・なのかな?スリスリしているツヨシちゃん。
もうしばらく、二人で一緒に遊べるね。

Polabears46デナリさんが来園すれば、ツヨシちゃんはまた一人にされてしまうけれど・・・・。

この日、この直前に、生きたウグイの投入がありました。

狩猟本能が刺激された後のせいでしょうか、クルミちゃんもツヨシちゃんもハイテンションで、お相撲取り出してしまいました。

Polabears47こうしてみると、クルミちゃんの健康そうなこと。
フワフワで白くて・・・・オスグマさえいれば、直ぐにでも・・・という感じです。
女性のあしらいが上手(笑)だと聞くデナリさんの来園が楽しみですね。
札幌のみなさん、申し訳ありませんが、しばらくの間、デナリさんをお貸し下さい。

愛らしい仔グマの誕生を期待して♪

 

 

 以下、あくまでも私見です。

 

 

 

そもそも、この問題が発覚して・・・釧路市動物園としては、クルミちゃんの繁殖計画が白紙に戻ったことが、一番困惑したことだったでしょう。
釧路の、今は亡きタロさんとコロさんの血統が絶えてしまう瀬戸際なのです。
国内でのホッキョクグマの未来を思えば、絶やしてはならない血筋なのです。
そこら辺、きちんと押さえて責任を取った形で、デナリさんの貸し出しを行うと言う円山。
道内の動物園は、嬉しいコトに、報道に踊らされるコト無く、押さえるべきところをきちんと押さえていましたね。

なにより、「繁殖」を第一に考えるのであれば、メスグマを移動させるべきではありません。
ましてや、すでに成獣であれば、移動のためにかける麻酔や、環境や気候に馴れるまでの時間に掛かるストレスは大きなリスクが伴います。
ちなみに、釧路市動物園のある地域は、夏場の平均気温が20度に達しない寒冷な地域です。
仮に大阪であれば、10度以上気温が違う環境で、もし夏場に体調を崩せば・・・出産どころか妊娠すらできません。
繁殖相手のオスが、いくら頑張っても・・・・受精卵が、母体を慮って着床しませんから。
3ヶ月の間絶食状態で子どもに乳を与える体力と、慣れ親しんだ安心できる場所があって、始めて繁殖が成功する可能性が出るのです。

若いツヨシですら、馴れるまでにもしかしたら数年を要するかも知れないのに、クルミに至っては12歳。
馴れた頃には繁殖適齢期を過ぎてしまいます。
それを、ツヨシがダメならクルミ「でも」・・・・などと言われ(報道され)れば・・・・・。
あまりに自己中心的な考えに、眉を顰めざるを得ませんでした。

今回の騒ぎで・・・・釧路市動物園にどれほどの負担が掛かったか・・・・・。
国内では多摩に次ぐ広大な面積を誇る釧路です。
動物の飼育展示の他、道東の貴重な野生生物の保護活動にも力を入れており、保護や野生復帰訓練を、ギリギリの少人数で行っているのです。
さらに、障害を抱えたアムールトラの飼育に試行錯誤し。
そこへ持って、取材だ報道対応だと、どれほど貴重な時間を割かれたのか・・・・想像するだに、気の毒でなりませんでした。

気持はお察ししますが、結局はエゴを「繁殖」という大義名分のオブラートに包み込み、一切の事情を知る由もない善意の人々を巻き込んだ揚げ句、利用したように思えてなりませんでした。
本当に、ホッキョクグマの未来を考えるなら、オスグマを貸しますと胸を叩いておっしゃってくだされば・・・と言うのが偽らざる本音です。
メスの獲得に血眼になる事情も、分からないではないですが・・・・相手の事情も困惑もお構いなしに押しまくったやり方は、地元でも不快感を表す方がいらっしゃいました。

ツヨシに関して・・・・時間を掛けると言う結論は、(旭山の)ルルの繁殖によるイワンの貸し出しを目論んでいるんじゃないかという気もします。
あくまでもメス熊を動かすことなく、繁殖させたいということだと思うのです。

豪太くんやゴーゴくんのファンの気持ちを非難するつもりは毛頭ありません。
ですが、ホッキョクグマの繁殖というのは、とてつもなくデリケートだということは・・・今までの国内での状況からも、ご理解いただきたいところです。
繰り返しますが、メスグマの移動には多大なリスクが伴うのです。
繁殖実績をお持ちであれば、当然ご存じのことのハズです。
にも拘わらず、今回のやりかたは・・・・、ホッキョクグマの未来のためではなく、自園のエゴだとしか、私自身は受け取れませんでした。

  

・・・・円山のララさんのところに赤ちゃんが生まれています。
雌雄の判別には・・・今回、殊更に時間を掛けることと思われますから・・・女の子がいるかどうか分かるのはしばらく後にはなるのでしょうけれど・・・・。
本来なら2年以上を母親とすごす子グマですが、次の繁殖を促すためと移動時のリスクを考えて、1年少々で動かすのが通例のようです。(これに関しても、言いたいことはありますが、ここでは触れません(笑))
メスを動かすのなら、子グマのうちに新しい環境へ移動させ、馴れた頃に繁殖適齢期を迎える・・・と言うのが、一番良い方法ではないかと思うのですが。
今回の件については、そう言う方向での検討も行われるんじゃないかと想像しています。
もし、女の子がいれば・・・1年後には晴れてお嫁入りができるかもしれませんね。

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