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2010年9月 8日 (水)

旅の終わり

およそ100km近くを河口からさかのぼって来たのです。

Sakuramasu01 長い時間を掛けて。

川幅、僅か3~4mの小さな小さな支流に。

サクラマスの姿を見つけました。

背の半分ほども水から出てしまう浅瀬を、身をくねらせて水の流れに逆らって、さらに上っていこうとしています。

場所は・・・ごめんなさい・・・書くことはできません。
サクラマスが遡上してくる川には、間違いなくヤマベ(ヤマメ)が居ます。
全ての釣り人を非難するつもりは全くありませんが。

この小さな自然を・・・・そのままにしておきたいのです。

Sakuramasu02 30分ほど眺めていた間に、7~8匹のサクラマスが上っていったと思います。

30cmほどに育った、立派なサクラマスです。

ヤマベは、孵化してから1年を河川で過ごします。
そして殆どのメスと、一部の・・・川での生き残り競争に敗れた・・・・オスが豊富なエサを求めて海へと出ます。
豊富なエサに引き替え、当然危険も多い海。
そこで、これだけの大きさになって、生まれた河川へ戻ってくるのがサクラマスです。
数千、数万という稚魚の中で、一体、どれほどの確率で、こうやって子孫を残すために戻ってこれるものか・・・・。

彼らはこの川で産卵して、間もなく、その生涯を終えます。
その亡骸は、森で暮らす生き物の餌になって、森を育てます。
森からは、川を仲立ちにして豊かな栄養が海へと出て、海の生き物を育てるのです。
こうして、絶え間なく続く生態系の流れを。
その環からはみ出してしまった人類の1人として、せめて、邪魔することなくそっと見守りたいと思います。

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