丹頂鶴自然公園

2015年5月11日 (月)

道内遠征

ゴールデンウィークは、後半戦に休暇を入れました。

世間様では連休明けと言われる時期を狙って、遊びに出たわけです。

三連休があれば、ほぼ釧路と帯広・・・という状況で、今年は4日間を費やせたので、せっかくなので、近隣の施設にもお邪魔してみました。

Tancho_park05昨年は、地元旭山でじっくりと見せてもらうことのできたタンチョウの子育て。

今年は、連休に入る時点で抱卵していなかったので、タンチョウが孵ったとニュースが届いていた、釧路市の丹頂鶴自然公園へ行ってみました。

ドウサン・エムコペアの、ヒナちゃんです。
お知らせがあってから10日あまり。

旭山でも驚かされましたが、タンチョウのヒナの、足の成長の速いこと!

親鳥について、湿原を歩き、餌をもらわなければならないので、まずは、足が丈夫になることが、生きていくための必須条件なのですね。

Tancho_park07こちらは、ナカ・ショウコペアのヒナちゃん。

上記の翌日に、お知らせが届きました。

隣り合わせの放飼場ですが、こちらの方がヤチボウズが多く、地面の凸凹がすごいのです。

幼いヒナにはさぞかし大変だろうと思う反面、ヤチボウズとヤチボウズの間で足を畳んでしまうと、ヒナの姿は全く見えなくなるという利点もあるようです。

Tancho36ほぼ同じ日齢のコタン。

給餌をしているのは父、丹星です。

親鳥について歩き、親鳥が何かつまみ上げるたびに、その嘴のもとへ走り寄っていました。

動物園では、放飼場の上部は金網でおおわれていますから、カラスやトビなどの脅威はありません。

平らに近い放飼場内を自在に走り回って育ったコタンに比べると、天井の無い鶴公園のヒナたちは、身を隠して動かないという自衛のすべを身に着けているように見えました。

鶴公園でも、給餌をみせてもらえましたが、餌箱からつまみ出した魚を、メス親がヒナのところまで運んでいて、ヒナ自体はあまりちょろちょろしていない印象です。

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鶴公園の、ドウサンパパとヒナちゃん。

驚いたことに、オス親は、普通ヒナを抱かないのだそうです。

その翼の下にヒナを抱くのは、メス親の役割。

ヒナが無理やり入り込もうとしても、立ち上がってしまうと聞きました。

Tancho35コタンは、母ノモコの愛情過多により傷ついて、翌日は終日ノモコが隔離、その後一月半ほど、夜の間だけノモコの隔離が行われた経緯があります。

・・・・雨交じりの寒い日、自ら抱雛する丹星の姿がありました。

丹星が生来愛情深い性質なのか?天敵の恐れが無く餌も与えられる動物園だからすることなのか?メス親がヒナを抱けない・・・そんな状態の時だけなのか?

Tancho37
夕方、ノモコを隔離するために飼育スタッフがケージに入った時見られた、丹星のおとり行動。

野生以上に、やることやってくれていた丹星だったのだと、今になってから知った次第です。

そのおかげで大きく育ったコタンは、現在、阿寒の国際ツルセンターの非公開ケージにいます。

実は、鶴公園へ行く前に、ツルセンターへもお伺いしました。

会うことは叶いませんでしたが、ツルセンターのスタッフさんのご案内を頂くことができ、遠目にちらりと姿を見ることが出来ました。

コタンは、野生復帰ではなく、飼育個体として、将来的には繁殖もさせてもらえるようです。

まぁ、早くとも2年後ということになりますが、その時には、母ほど愛情過多でなくていいから(笑)しっかりヒナを育ててくれることを願っています。

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2010年8月30日 (月)

ヒナと幼鳥

初めて・・・ではないと思うのだけど。
何となく、記憶にあるような気がするのだけれど・・・・。
多分20年近く前のコトで、今ひとつ、記憶が・・・(笑)

Tancho_park01 既に大きさは親と同じくらいになっています。

釧路市丹頂鶴自然公園のエムコママと、幼鳥。
パパは婿入りドウサンくん。

釧路市動物園で育っているドウエム子ちゃんのきょうだいですね。

鶴公園の記念行事に伴い、名誉園長である高橋良治さんの特別ガイドがあると聞いて、いそいそと行って参りました。
「鶴になった男」を見逃し、「鶴になった老人」を読んだ人間として、この面白い本をお書きになった人物がどんな方なのか、好奇心は溢れる一方だったワケで(笑)

Tancho_park02 タンチョウの子どもは、飛べるようになると幼鳥と呼ばれるそうです。
飛べないウチは、ヒナ・・・ということに。

ドウサン・エムコペアのこのコは、すでに幼鳥。

実は、高橋さんがガイドしてくださっているときは、ご家族揃ってお出かけだったようで・・・鶴公園のケージには天井がありません・・・・姿を見せてもらえなかったのですが。
時間より前に、公園をぐるりと回ったときには、まだお出かけ前でした。

著書同様、お話も大変楽しく面白く(興味深く)、そしてお客さんの笑いの絶えないガイドを頂きました。

Tancho_park03 ガイドの途中で、一羽のオスのタンチョウに声を掛け、彼の高らかな鳴き声を響き渡らせたときには、流石に、鶴になれる人だけのことはあると、感嘆した次第。

 
こちら、ケオ・ツルミご夫妻のヒナ。
遅い時期に孵化したので、まだ飛べません。

 
Tancho_park04 エサも、まだ親からもらっています。

コチラもガイドの往路では姿を見せてくれなかったのですが・・・・大勢の人にびっくりしたのかも?・・・・復路には、エサに釣られて(?)姿を現してくれました。

オチビさんはまだ飛べないので、きっと奥の吉原の方に隠れていたんだね。

様々な苦労と、たくさんの人たちの熱意と善意が、絶滅に瀕していたタンチョウを甦らせました。
既に1000羽を超えたとのことで・・・・それはそれで、この先の心配も多々あるとは言え、この美しいツルを守れたコトは、誇ってイイのだと思うわけです。

来年は・・・・もう少しあどけないチビさん達を見せて貰いに・・・行けるといいな♪

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